サービス開発力・発信力③サービス基準と自立支援型介護サービス/介護経営コンサルティングの知見と後継者育成vol.004
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業種
介護福祉施設
- 種別 トピックス
介護経営の知見「サービス基準と自立支援型介護サービス」
次世代介護経営者・経営幹部養成塾
2019年を皮切りに、現在第二期(2020年6月~2021年2月)が開催されている「次世代介護経営者 経営幹部養成塾」。
介護経営のコンサルティングの中で培ったノウハウを、次世代の方にお伝えする9か月に及ぶ講座だが、9月18日・19日には第4回「サービス開発力・発信力③サービス基準と自立支援型介護サービス」がオンラインで開催された。
当日の講義の概要、参加者の皆さまの声をレポートする。
第4回「サービス基準と自立支援型介護サービス」
- 塾長挨拶・前回研修の振り返り
- 宿題内容のシェアと発表
- サービス基準の統一化を行う
- トータルケア・ケアマネジメントを行う体制を整備する
- ケアマネジメントとクオリティマネジメントの仕組み
- 自立支援介護が経営を健全化する
塾長挨拶・前回研修の振り返り(9月18日 10:00~)
塾長の藤澤功明(株式会社日本経営 取締役会長)よりご挨拶。コロナ禍で環境が大きく変化する今こそ、自法人が地域から何を求められているか、差別化できることは何かを、スタッフ皆で考え戦略を練ることが重要であることをレクチャーしました。
宿題内容のシェアと発表(9月18日 10:30~)
顧客は何を見聞きし、何を考え、どんな行動をしているのかを考察し、そこから顧客が嬉しいと思えるサービスや軽減してほしい辛いことについてリストアップし、戦略ストーリーをまとめました。代表4名の方の発表後、講師からの総評、自法人にて取り組みたいサービスについて共有しました。
サービス基準の統一化を行う(9月18日 14:00~)
「自由と選択」の時代に生産年齢期を過ごした団塊の世代が2025年に後期高齢者となります。高齢者人口の増加だけでなく、団塊の世代の生活の「質」をどう高めるかが課題であります。村木 茂満(株式会社日本経営 顧問)によるレクチャー後、質疑応答の時間を設けました。
トータルケア・ケアマネジメントを行う体制を整備する(9月18日 16:10~)
宮島 渡 氏(日本社会事業大学専門職大学院 福祉マネジメント研究科 特任教授)がご登壇。「これからの認知症ケアのあり方」「総合記録シートの整備と仮説を通じたアセスメント」「クオリティマネジメントで生活リズムをどう個人に合わせていくか」などについてレクチャーしていただきました。
ケアマネジメントとクオリティマネジメントの仕組み(9月19日 10:15~)
現状、ケアマネジメントとクオリティマネジメントは機能しているのか、機能していなければどのようにして機能させるかを皆様と共有しました。
自立支援介護が経営を健全化する(9月19日 13:20~)
森 剛士 氏(株式会社ポラリス 代表)がご登壇。自立支援介護の考え方について、改善事例を挙げてレクチャーしていただきました。さらに、自立支援介護と向き合うための「3つの視座」について、グループワークを行いました。
ご参加された皆さまの声(抜粋)
「宮島先生のQMに取り組んでいて、施設に刺激となっている。」
「介護を肌感覚でやっていた部分があったが、データ取りを行う事で科学的介護が出来るようになってきた。」
「事業所内では相談できる人がいないので、実際の悩みを相談できるのが助かる。」
「ほかの参加者の視点が鋭く学びになるとともに、刺激になっている。」
運営スタッフからのコメント
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、引き続き、オンラインでの開催となりましたが、参加者様の積極的なご参加で、無事第4回も開催することが出来ました。
第4回は「サービス」に焦点を当てた講義が中心となっており、ご参加者さまが実践されているサービスに対して講師からアドバイスを伺う良い機会にすることが出来ました。
今後とも、講師とご参加者様のコミュニケーションがとりやすい環境作りに注力するとともに、ご参加者さまが最大限の学びとご縁が得られます様、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。